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エントリーシート
すべては、エントリーシートと履歴書から始まります。エントリーシートは、事前選考はもちろん、面接までの基礎資料となります。特にエントリーシートは企業ごとの形式となっていて自己分析や業界企業研究がしっかりできているかを判断されます。
1. エントリーシートとは
選考に用いる場合、面接の参考資料にする場合などに用いられます。質問内容は企業によって異なります。大企業にもなると応募者数は1万人を超えることもあります。こんな大勢と面接するのってはっきりいって無理なので、ふるい分けに履歴書やエントリーシートが利用されます。
履歴書は、どこの企業でも必ず提出します。選考の基準にもなりますし、面接の際には履歴書に沿った質問がされます。エントリーシートは、履歴書だと学生によってフォーマットが違うので、判別しにくいものです。全ての学生に同じ質問の回答をさせることで企業も選考しやすくなります。何より、今はインターネットで送信が常識です。リクナビなどで企業にエントリーする際は、まずエントリーシートを送信することで、1次選考というのが多くなっています。
2. エントリーシートを記入する時・場所
説明会前に提出する場合と、説明会の時に書かされる場合、説明会前と説明会場両方で書かなくてはならないとかがあります(これが一番多い)。
説明会前に提出する場合
重要度は企業によって全く異なります。企業によって他の企業では聞かれないような内容で、字数800字×5問というところもあります。こういう企業は難題をふっかけることによって、適当な気持ちでエントリーする学生を門前払いにする意図があるようです。
説明会でエントリーシートを書く場合
説明会参加申し込み時にエントリーシートを提出しない場合は説明会場で書かなくてはならないでしょう。このエントリーシート内容(持参した履歴書も)が1次選考になる場合がほとんどです。
説明会前と説明会両方でエントリーシートを書く場合
説明会前(インターネット)で自己PR、志望動機など基本的な内容だけ記入した場合は、説明会会場でさらに細かい質問のエントリーシートを書く事がよくあります。この内容が1次、2次選考になることがほとんどです。インターネット上で提出した内容についてはその後の選考では重要視されないと思います。ただ、どのようなことを書いたかは把握しておく必要はあると思いますよ。
エントリーシートは企業ごとに形式が異なります。
3. エントリーシートでよくある内容と注意点
自己PR |
書く内容が「特別な経験」である必要はありません。大切なのは「何をしたか」ではなく、「どう取り組んだか」。「実績」ではなくそれを実現するための「プロセス」です。そしてその取り組みから何を学び、どのような発見や成長があったのか。「プロセス」を具体的に示せば、中味の濃い説得力のある自己PRになります。 |
志望動機 |
大切なのは「働く人」の目線で書くこと。商品やサービスを愛用しているというだけの「消費者」や、会社の魅力・将来性を賞賛するだけの「評論家」目線で語る動機では、「働きたい」という理由としては不十分。好きなものにビジネスの場でどう関わりたいのか?入社して何を実現したいのか?その会社で働く人の目線に立って、具体的なビジョンを示すことが必要です。 |
長所・短所 |
長所と短所は表裏一体。例えば、「親切」という長所も、相手の受け取り方によっては「お節介」という短所になるし、「慎重」という長所も、状況によっては「優柔不断」という短所になる。長所・短所を書くときは自分の特性を正しく把握し、その特性がどんな状況や場面で長所となり短所になるのか整理してまとめるといいでしょう。 |
大学生活で頑張ったこと |
ポイントは自己PRと同様に「プロセス」の具体性です。「何に、どう取り組み、どんな発見や成長があったか?」その過程をできるだけ詳細にまとめよう。取り組み方や発見・成長の中身は些細なことで構わない。小さな努力や工夫を続けた結果、ちょっとした気付きを得て、それがきっかけで少しだけ成長した気がする。そんな手ごたえを示すことが、その人の頑張りを裏付けてくれる。 |
当社でやってみたいこと |
注意しなければいけないのは、イメージだけで書かないこと。ろくに企業研究もしないまま、現実とかけ離れた夢や希望を書いても、「会社や仕事を理解していない“憧れ応募”」という浮ついた印象をもたれるだけです。夢や希望を語るなら、まずは入社後に任されるだろう仕事のなかで何ができるか?どのような努力とプロセスで夢の実現に近付くのか?それを示すことが必要です。 |
最近興味を持ったニュース |
取り上げるニュースは何でもいい。しかし単に新聞記事を読んで、ニュースのあらすじをまとめるだけでは意味がありません。知りたいのはその人の「視点」や「考え方」であって、ニュースの中身ではありません。「なぜそのニュースに注目したのか?」「どういう対策を講じる必要があると考えているのか?」など、自分なりの見解を盛り込むようにしましょう。 |
4. エントリーシート・履歴書の基本重要事項
(1) 会社によって異なるのですべてコピーをして、訪問時にはその会社のESを頭に叩き込んでおく。
(2) 誰よりも早く提出。締め切り直前には、多くのESが提出されるので、しっかり読んでもらえない可能性が高い。
(3) 第二次締切りがあるが、これも必ず第一次締切りで提出する。
(4) 多くのESを読むので、基本的な事はしっかり守りましょう。
(5) 字は丁寧に、しみ、誤字脱字、修正液は問題外、指定の文字を超えてもいけない。
(6) 基本は「です・ます」調で書く。
(7) 30秒で相手に伝える工夫。相手は30秒で1枚読む。
(8) 最初の1行にインパクトを持たす。そこで読む気にさせる。
(9) 自己PRは具体的に書く。
朝早く起きて勉強した → 毎朝5時に起床して勉強しました。
野球部で頑張った → 野球部で毎日××を頑張り、××には人には負けません。
(10) コピーして他の会社で使える内容ではダメです。
(11) 自由記入欄はビジョアル効果もあり。
(12) 写真の裏には必ず名前を書く。写真も写真店でしっかり撮影してもう。
(13) 黒のボールペン、マンネン筆で書く。
(14) 練習してから、原本に書く。
5. 有名企業のエントリーシート過去問例
(1) 三菱東京UFJ銀行
問題:企業を選ぶ際に一番大切にしている基準は何ですか?(20文字以内)
回答例:自己成長を図れるフィールドが存在すること
(2) 資生堂
問題:あなたは会社で二日間、先輩の指示通りの書式で懸命に企画書を作成しました。しかし、次の日、上司は「書式が違うからやりなおしてください」とあなたを叱責して出張してしまいました。あなたならその日の夕方、上司にどんな携帯メールを送りますか(100字以内)
回答例:営業部の○○です。出張、お疲れ様です。今日は、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。帰られる日までに訂正し、提出いたします。その際、再度確認をお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
(3) JTB
問題:志望動機、JTBに入ってやってみたいこと
回答例:お客様にしっかりと耳を傾け、ニーズを引き出し、徹底的に共に満たしていく。自身の強みである「責任感・聞き耳」を活かし、お客様視点のサービスを提供したいです。
問題:自己PR
回答例:私は「向上心の塊」です。常に目標をもち、困難なことにもチャレンジします。また少しでもよい結果をもたらすために、自らの新しい工夫とさらなる努力を怠りません。独学で旅行業務取扱主任者試験に一発合格。独学であったために、自分で学習計画や方法を研究し、地図ノートをはじめノート10冊、単語帳20個を自作して毎日勉強しました。
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