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プロと呼ばれるビジネス力

なべの仕事が楽しくなる秘訣


*プロフィール*
株式会社 トライフィットの代表取締役 渡邉 好唯。

経営コンサルタントとして活躍。セミナー講師も大人気。
企業のヒューマンパワーをお手伝い。
現在は事務系人材派遣会社、経営コンサルタント、
講演・セミナーをおもな柱として事業を展開しております。
11.03.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.037


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・上司の仕事・2』

 前回の続きより、管理職の仕事5を考えて行きましょう。
1. 目標を設定する。
2. 組織する。
3. 動機づけとコミュニケーション
4. 評価を測定する。
5. 人材を開発する。

この5つの仕事が基本になります。
1. 目標設定は非常に難しい仕事です。あまり高すぎてもいけませんが、低すぎてもいけません。私の相談に次のような会社がありました。
  どうも思うように営業成績が伸びません
  営業目標をみさせていただきますと、営業マンの8割が目標をクリアしているのです。個人個人の目標が低くその目標以上に頑張る人がすくないのです。
人の習慣として、目標以上をさらに頑張る人は100人に1人程度です。
ですから、目標を設定をあやまると、もっと高い能力を持っている社員でもそれ以上に、行動しなくなりますので、目標設定は少し高めがいいと思います。
それにより、社員の能力もさらにたかくなるのではないでしょうか。

(参照図書 マネジメント基本と原則 P.F.ドラッカー)

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11.03.01-------- 仕事の基本・上司の仕事2
11.02.01-------- 仕事の基本・上司の仕事1
11.01.01-------- 仕事の基本8・経営の目標9
10.12.01-------- 仕事の基本8・経営の目標8
10.12.01-------- 仕事の基本8・経営の目標8
10.11.01-------- 仕事の基本8・経営の目標7
10.10.01-------- 仕事の基本8・経営の目標6
10.09.01-------- 仕事の基本8・経営の目標5
10.08.01-------- 仕事の基本8・経営の目標4
10.07.01-------- 仕事の基本8・経営の目標3
10.06.01-------- 仕事の基本8・経営の目標2
10.05.01-------- 仕事の基本8・経営の目標
10.04.01-------- 仕事の基本7・マネジメント7
10.03.01-------- 仕事の基本7・マネジメント6
10.02.01-------- 仕事の基本7・マネジメント5
10.01.05-------- 仕事の基本7・マネジメント4
09.12.01-------- 仕事の基本7・マネジメント3
09.11.02-------- 仕事の基本7・マネジメント2
09.10.01-------- 仕事の基本7・マネジメント1
09.09.01-------- プロとよばれるビジネス力・19
09.08.01-------- プロとよばれるビジネス力・18
09.07.01-------- プロとよばれるビジネス力・17
09.06.01-------- プロとよばれるビジネス力・16
09.05.07-------- プロとよばれるビジネス力・15
09.04.01-------- プロとよばれるビジネス力・14
09.03.02-------- プロとよばれるビジネス力・13
09.02.02-------- プロとよばれるビジネス力・12
09.01.07-------- プロとよばれるビジネス力・11
08.12.01-------- プロとよばれるビジネス力・10
08.11.05-------- プロとよばれるビジネス力・9
08.10.03-------- プロとよばれるビジネス力・8
08.09.03-------- プロとよばれるビジネス力・7
08.08.06-------- プロとよばれるビジネス力・6
08.07.02-------- プロとよばれるビジネス力・5
08.06.02-------- プロとよばれるビジネス力・4
08.05.09-------- プロとよばれるビジネス力・3
08.03.26-------- プロと呼ばれるビジネス力・2
08.02.20-------- プロと呼ばれるビジネス力・1
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11.02.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.036


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・上司の仕事・1』

 それでは、今回からは、管理職の仕事をお話しします。管理職の定義とは、一言で言えば、「成果に責任を持つ人」ではないでしょうか、この責任まっとう
するために、部下に対して仕事の分担を割り付けるのです。そういう意味では、管理職は教育者にならないといけません。
  その昔、松下幸之助さんは、「松下電器は、人を作りさらに電機製品を作っている会社です」と社員に徹底していたそうです。仕事を通して人作りをしてい
るのです。すなわち、働く事に関しましては、いろいろな考え方がありますが、個人的には、人としての向上のためと考え、トライフィットの社訓にも、「人と
して向上します」というフレーズを作りました。
  さて、管理職の仕事は、大きくわけて二つの役割があると思います。
  一つ目は、自分の部下よりも会社全体を考える事です。部下の仕事が上手く回っても会社全体で上手くいかなければ、困ります。また、社員全員が頑張れる仕組み作りも大切になってきます。さらには、会社の事業をマネジメントしていく仕事、人と仕事をマネジメントしていく仕事、さらには社会的責任の遂行という役割を果さなければなりません。この三つのどれがかけても組織は上手くまわりません。これらの三つの役割を適切に運営していく能力が大切です。
  二つ目は、決定と行動を、ただちに必要とされるものと遠い将来に必要とされるものを調和させながら遂行していくことです。これらから具体的な仕事へと考えていくわけです。仕事にはいろいろありますが、すべての業種で管理職がしなくてはいけない5つの仕事があります。
1. 目標を設定する。
2. 組織する。
3. 動機づけとコミュニケーション。
4. 評価を測定する。
5. 人材を開発する。
次回は、この5つの仕事について書いていきます。

(参照図書 マネジメント基本と原則 P.F.ドラッカ−)

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11.01.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.035


今回のテーマ-------- 『仕事の基本8・経営の目標9』

 「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
 今年の渡邉の目標とする言葉は、「志は気の師」であります。志を高くしっかり持っていれば、常に高い気力で頑張る事ができます。気力だけは誰にも負けないよう、今年一年頑張りますのでよろしくお願いします。 さて、今年最初の話は「自己実現の第一歩は仕事を生産的にすること」です。そのためには、4つの道具が必要です。  まず、1番目に分析です。仕事には作業と手順と道具を知って行わないと非常にムダが多く生産性が劣ります。ですから、最初に分析をしっかりする必要があります。 2番目に総合的判断です。作業を編成していかなければなりません。 3番目に管理です。仕事の方向付け、質と量、基準など。 4番目に道具です。  生産性をあげるためには人の資産の活用が大きなカギになります。組織の違いは多分にあると思われがちですが、最終的には人の働きの違いが大きな違いになるのです。そういう意味では人以外は、基本的に違いはないという方が懸命かもしれません。 人に最大限に働いてもらうためには、以下の3つの事が大切だと思います。 1. 成果と責任を明確にすること。 2. 働く人たちを活かすこと。 3. 人の強みを活かすこと。  これらが上手く機能しないのは、管理職の権限と権力の間違いが大きなカギです。マネジメントに権力は存在しないのです。責任があるのです。その責任を遂行していくために、権限が発生するのです。ちなみに辞書で権力は「他人を押さえつけ支配するちから」で権限は「職権を行う範囲」です。 ですから、組織には人としての上下はないのです。世の中、ここのところを間違えている人が多すぎます。



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10.12.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.034


今回のテーマ-------- 『仕事の基本8・経営の目標8』

前号に続き面接のポイントを書いていきます。
履歴書のセールスポイントは、どのような事を頑張ったかもとても大切ですが、何のために、どのように頑張ったかをPRしたほうがいいと思います。私は趣味も気にしますが、ドライブ、映画鑑賞などは、誰もが持っているのでこういうのは趣味とは言えないと思います。映画鑑賞が趣味なら年間30本以上は見てほしいですね。 ちなみに映画は、その時代を繁栄、監督の思想がでているので経営の勉強にはもってこいの材料になります。
ですから、トライフィットの採用試験において、私の場合採用試験では、一般問題は見ません。当社では、試験に仕事の報酬、仕事の目的、自分の夢、日本に期待する事など、普通の会社ではでないような、そして答えが書きにくい問題をだし、その人の考え方、仕事への取り組みなどの考え方をみさせていただきます。
 さて、採用から、目標の話に戻りますが、それでは、目標を設定するうえにおいて何が大切かを話しましょう。
 目標を設定するにおいて、3種類のバランスが必要です。
1. 利益とのバランス
2. 近い将来と遠い将来のバランス
3. 他の目標とのバランス
 これらをすべて戦略通り、計算通りできる組織はありません。ましてや中小企業は人もいない、お金もないのが当たり前です。ですから、優先順位をつけて確実に実行していかないといけないのです。
 また、基本的にはすべてを同時に進める事も大切だと思います。
そして、具体的な目標を決めたら、期限が決まり、具体的な仕事の役割が決まります。次に、それを実行に移さなければ目標ではありません。夢にすぎないのです。目標は実行してのみ初めて実現するのです。




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10.11.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.033


今回のテーマ-------- 『仕事の基本8・経営の目標7』

前号で最後に、いかに優秀な人材を確保し教育するかが、経営、仕事の生産性において大きなカギとなりますと書きました。
 今月号では人の育成が、いかに大切かを書きます。
ビジネスを意図するノウハウ、効率、改善などを要求されますが、実はそれを動かすのも人であるという認識を強く持つべきでしょう。
ベンチャー企業のインテリジェンスさんが急成長したのも、特に素晴らしいビズネスモデルがあったわけではなく、優秀な人材がそろっていたので急成長したと言われています。
 優秀な人材を確保するには、マーケティングの感覚が必要とされます。
マーケティング戦略のようにコツコツと努力する必要があります。
私は、経営コンサルタントと人材派遣会社を経営していることから、経営者の方々に「よりよい人材を採用する方法を教えてください」と聞かれます。結論的に言いますと、それが解れば、私もすでに売上が100億円はいっているでしょう。ですから、わかりませんが本当の答えです。でも、それでは答えになっていません。
そこで、「よい人材を採用するには」という事ですが、若いビジネスマンの方も私には関係ないと思わず、そういう見方をされているんだと感じて、自分のビジネスに活かして下さい。
基本的には、人間の能力は大変素晴らしく誰もが平等にもっています。しかし、その能力を使う人の心の在り方で能力に大きな差がでます。ですから、人の心の在り方を見抜く能力が必要です。でも、それは超能力でもない限り無理でしょう。いまだに私も能力不足を感じ、人を見抜く力が弱いと思います。では、私の面接のポイントをいいましょう。
最初の履歴書、職歴書では、就職が3年以上の会社があるかないかがおおきな判断材料になります。さらには、セールスポイントなども大切です。面接では、来社時間と、笑顔、元気な挨拶です。「こんにちは」、「お願いします」、「ありがとうございます」が大きなポイントになります。後は、素直な気持ちですね。これができていれば、どんな仕事をまかせても大丈夫でしょう。学歴はあまり関係ありませんが、高学歴の方は、努力をされた証ですから・・でも、行動力がない人もいますから・・・。




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10.10.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.032


今回のテーマ-------- 『仕事の基本8・経営の目標6』

前号にて、遠い将来の戦略を具体的に考えれば、今の自分が何をすればよいか明確になってきます。そして、それを計画的に実行していく事が、とても大切になってきます、という事を書きました。
今月号では、それを実現させるにはどうしたらいいかを書いていきます。
「自己実現の第一歩は仕事を生産的にすることである」。
そのためには、1番目に「分析」が必要です。仕事には、作業と手順と道具を知って行わないと非常にムダが多く生産性に劣ります。ですから、最初に分析をしっかりする必要があります。2番目に「総合的判断」です。作業を編成していかなければなりません。そして、3番目に「管理」です。仕事の方向付け、質と量、基準などです。仕事の生産性をあげるためには人の資産の活用が大きなカギになります。
仕事には、組織、会社の違いは多分にあると思われがちですが、最終的には、人の働きの違いが大きな違いになるのです。
そういう意味では、人以外は、基本的に違いはないというほうが懸命かもしれません。
人に最大限に働いてもらうためには、どうすればいいか。それには、3つの事を考えるといいと思います。
「成果と責任を明確にすること。」
「働く人たちを活かすこと。」
「人の強みを活かすこと。」
以上ですが、多くの会社で経営者はこれを充分承知しているにも関わらず、上手く機能しないのは、管理職の権限と権力の間違いが起きているからです。
マネジメントに権力は存在しないのです。責任があるのです。その責任を遂行していただくために、権限が発生するのです。
ちなみに辞書で権力は「他人を押さえつけ支配するちから」で、権限は「職権を行う範囲」とあります。
ですから、組織には人としての上下はないのです。世の中、ここのところを間違えている人が多すぎます。ですから、いかに優秀な人材を確保し教育するかが、経営、仕事の生産性においておおきなカギとなります。


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10.09.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.031


今回のテーマ-------- 『仕事の基本8・経営の目標5』

前回にて戦略計画の4つのポイントを書きました。
1.誰がどのような責任をもつか。
2.戦略とは将来にむけての予測ではなく、意思決定である。
3.未来に対して今日何をするのかを決定する。
4.より大きなリスクを負担する。
これらを頭にいれて、自分の将来、仕事の将来を決めていく必要があります。
特に注目してほしいのが、2.戦略とは将来にむけての予測ではなく、意思決定である。人は得てして、将来の時代を予測して行動を考えます。それが間違っているとはいいませんが、できれば、成りたい自分を決めていただき、それに向けて努力していく考えを身につけていただきたいです。
戦略とは、戦いを省くと書きます。孫子の兵法に「戦わずして勝は、善の善」という言葉があります。戦争にて、戦って勝っても、自分の兵隊にも犠牲が出て、決して大手を振るって喜ぶ事ができません。しかし、戦わずして勝てれば、犠牲は出ず皆で喜ぶ事ができます。
これは、自分の人生、仕事にも同じことが言えるのではないでしょうか。将来の成りたい自分、将来のお客様を想像しながら、戦略を考えて下さい。そして、自分の将来像を出来るだけ具現化する事、数字を入れる事、が実現できるポイントです。例えば、「将来、カフェを経営して成功したい」という戦略を考えたなら、「10年後の2020年に、カフェを開いて、毎日1,000人のお客様に来ていただき、美味しい珈琲を飲んでいただく」というように考えていただきたいです。
そのためには、カフェに勤めて美味しいコーヒーの淹れ方を修業する。さらには、世界のカフェを見て回る。お金を1,000万円貯める。など、今自分のやることが明確になってきます。
このように、遠い将来の戦略を具体的に考えれば、今の自分が何をすればよいか明確になってきます。そして、それを計画的に実行していく事が、とても大切になってきます。


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10.08.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.030


今回のテーマ-------- 『仕事の基本8・経営の目標4』

今まで目標の話をしてきましたが、ビジネスの目標は経営資源の目標です。
ところで、皆さん、経営資源とは何でしょう。3つは思い当たると思います。
最近では4つと言う人もいますが、中学3年生で習ったと思います。企業を経営していく上で必要不可欠なもの、それは「人」、「物」、「金」、「情報」です。
経営資源において、人以外は平等の働きをします。
「金」で例えれば、皆さんの一万円は、私にも同じ一万円です。「物」で例えるなら、A車は、私にとっても、皆さんにとっても同じA車。「物」、「金」、「情報」、それ自体に差はなく、その資源を動かす人に差がある事を理解して下さい。
目標を実行に移していくには、戦略がとても大切になります。この戦略は、会社も個人もありません。そういうモノ(戦略)は上司が作ってくれるものと思っているビジネスマンは多いのではないでしょうか?
 私はそんな立場ではないし、などよく聞きますが仕事の戦略は、仕事する人すべてが持たなければいけないと思います。これは、新入社員しかりです。経営者はもちろん必然です。
戦略計画には4つのポイントがあります。
1.誰がどのような責任をもつか。仕事には責任があり、それぞれのポジションで誰がどのように責任を持って仕事をするかを明確にしないといけません。責任のない仕事は誰もしません。
2.戦略とは将来にむけての予測ではなく、意思決定である。どのようになるのか、どのようにしていくのか自分自身で決定させるのです。
3.意思決定は未来において行われるのではなく、未来に対して今日何をするのかを決定する。
4.より大きなリスクを負担する。
これらの計画をまとめると、「リスクをともなう決定をして、その実行に必要な活動を体系的に組織し、それらに向けて活動すること」となるのです。


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10.07.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.029


今回のテーマ-------- 『仕事の基本8・経営の目標3』

具体的な行動が決まりましたか?実はここに大きなカギがあります。
前にも少しお話したように、目標は長期の10年、5年、3年、1年というように考えます。そして月間目標、週間目標、1日目標へと徐々に細かくなっていきます。そして、それを毎日チェックする事が非常に大切です。
当社では年間目標の提出、月間目標の提出、週間スケジュールを必ずださせています。細かいチェックは自分でさせていますが、このチェックをすることにより仕事の段取りが、格段に良くなり仕事が効率よくこなせるようになります。
しかし、実際はこのチェックをしだすと、自分が考えている以上に仕事の効率が悪い事に気付き、自分が仕事の能力が低いと錯覚する人がいます。実は、能力は変わっていませんが、意識が変わるとそのくらい普段仕事をしているようで非効率な部分は多くあるのです。
仕事のスキルが落ちたような気になりますが、実はその逆で仕事のスキルがあがったから気付くようになったのです。いきなり大きな目標を立てるのは難しいですが、週間仕事計画や毎日仕事計画から作成して実行してみましょう。
ここで目標を立てるのが大事だと認識しても、本当に目標をたててみる人は3%程度だそうです。分かっていても、できないのが人間です。
しかし、ビジネスで“分かっている”ということは、実際に“行動出来ること”を言うのであり、行動出来ないことは、分かっているとは言わないのです。
そして、行動しても意外と上手くいかないので諦めてしまうことが多いのですが、人は簡単な事でも、自分が経験していない事は必ず失敗するものです。失敗するから、成長できる。目標管理は自分をマネジメントすることなのです。そして、あなたを大きく成長させてくれるでしょう。


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10.06.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.028


今回のテーマ-------- 『仕事の基本8・経営の目標2』

さて、先月号にて、利益の事について書きましたが、今月からそれぞれの経営目標を作るにはどうしたらいいかを考えていきます。
目標には必ず、数字と期日が必要です。”売上目標1,000万円を3ヵ月後の7月31日にまでに上げます”というように決めるのです。
そして、その売上目標を達成する為に、見込み客の選定と新規取引先の訪問を行います。既存の見込み客から700万円、そして新規取引先300万円と目標を決めます。見込み客の目標700万円で100万円のお客様5社、50万円のお客様4社というように推測予想を立てます。いくら知っている既存のお客様でも全部契約いただけるとは限りません。そこで、過去の契約率より推測をします。
訪問時の契約率が50%なら、9社が見込み客で上がっているので、18社の見込み客を訪問する必要があります。
また、新規顧客獲得の契約率が10%なら、10社に1社ですので、新規取引先50万円を6社見込むなら、60社の訪問が必要になります。
このように、訪問件数が決まれば、自分のスケジュールに合わせて訪問するのみです。この訪問時に営業の優秀な方なら、契約率が上がり、そうでない方は、契約率が下がるのです。ですから、営業は確率論になります。
実際、営業のコンサルタントで、営業不振の会社に訪問すると、訪問件数の絶対数が少ない会社が多いです。また、優秀な営業マンと言われる方のほうが、訪問件数も圧倒的に多いのです。ですから、営業マンには訪問件数を増やして下さいと必ず言います。
このように目標には、結果目標と過程目標があり、それを実行する必要があります。
しかしながら、どこの会社も過程目標については公言しません。プロである以上、結果を残す事があたりまえだからです。マネジメントの勉強をすれば、結果重視主義の事が書いてあります。
ただ、私のビジネス人生25年より言えるのは、努力が報われない事はほとんどないと言う事です。よく私は頑張っているが結果が出ませんと言う方に会います。本人は頑張っているつもりですが、結果が出ないという事は、その程度の頑張りでしかないという事です。以前に起業家の方から、頑張って営業していますが、結果がでませんとの相談がありました。そこで、何社程度訪問されましたかと聞くと300社訪問しましたと言われました。色々要因はあると思いますが、基本的には「0」がたりません。3,000社が基本ですと話をしたら愕然とされていました。努力は裏切りません。結果がでるまで頑張るのがビジネスです。


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10.05.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.027


今回のテーマ-------- 『仕事の基本8・経営の目標』

さて、今月号からは、経営資源を使いながら仕事をしていく話を書いていきます。仕事には必ず目標があります。
その第一目標は利益目標です。会社は利益があるから成り立っています。 日本の商法には、経営の目的は利益を上げる事と書いてあります。 その理由は、企業は利益を上げなければ存続できないからです。 しかし、顧客がいない限り利益も存在しないのですから、これは難しい問題ですね。まず最初に利益とは何か、利益の機能について少し考えましょう。
よく会社は儲かっているのに、給与を上げてくれないという話を聞きます。 しかし、それは当たり前の事なのです。会社は利益から次の設備投資をしていくのです。また、皆さんの給与も利益がなければ上がらないのです。
しかし、利益を永遠に出せる企業はないのです。未来に対する保障はなにもありません。ですから、利益が出た時に会社に備えをしていかないといけないのです。 この利益から納税が行われ社会に貢献できるのです。
このように企業には利益が絶対必要です。利益があってこそ、会社は継続できるのですから、皆さんが会社の利益のために貢献するのは当然の事なのです。
よく“自分の利益の為なら頑張れるけど、会社の利益の為には頑張れない”という事を聞きますが、それは大きな間違いなのです。会社の利益のために頑張る事が、皆さんの利益、つまり給与UPに繋がるのです。 また、利益の目標が決まれば、売上をいくら上げるかも決まってきます。
営業であれば、売上目標、粗利益目標、生産であれば、生産管理目標、品質目標、在庫目標など個々の仕事の役割が明確となり、自分の目標も決まってくるのです。


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10.04.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.026


今回のテーマ-------- 『仕事の基本7・マネジメント7』

さて前回は、マーケティングの売っていく手法で4Pとして、Product(プロダクト・製品)Price(プライス・価格)、Promotion(プロモーション・販売促進)、Place(プレイス・場所)の事を書きました。
今回はこの4Pからさらにお客様側からみた4Cをご紹介します。
マーケティングの4C
・Customer Value(顧客にとっての価値)
・Cost to the Customer(顧客の負担)
・Convenience(入手の容易性)
・Communication(コミュニケーション)
4Cと言われるものであり、顧客の視点を重視したマーケティングの考え方です。
Customer Value…その製品・サービスがお客様にとってどんな価値をもたらすかという視点で考える。消費者にとっての価値からスタートしています。その製品によって、楽しくなるのか、優越感に浸れるのか、癒されるのかなど、どんな価値があるのかを明確にします。私が今まで書いてきた、商品、サービスの効用が大切になります。
Cost to the Customer…その価値を手に入れるのにどれだけのコストが掛かるか。またその製品・サービスにいくらならコスト負担できるのかを考えることです。
Convenience…入手の容易性は、近くのどこの店でもある物や、ネットで24時間入手可能など顧客の利便性に焦点を当てた考え方です。お客様の入手容易性が求められます。最寄り品では、この入手容易性への期待が非常に高いでしょうし、高級品であれば逆に入手困難なものへ人気が集中したりします。顧客の求める価値に合致した容易性を構築しましょうというものです。
Communication…コミュニケーション。これは、企業側のメッセージが消費者に届いているか、逆に顧客の声が企業に届いているかという観点で双方向のコミュニケーションを円滑にとれる仕組みを構築しないといけません。
以上が「4C」と言われるものですが、「4P」にとって代わるものではなく、「4P」「4C」双方の観点からマーケティングを考えていく必要があります。
次のように、4Pと4Cは対になるものであり、企業側の視点か消費者側の視点かどうかの違いです。
・Product(製品)  ⇔ Customer Value(顧客にとっての価値)
・Price(価格) ⇔ Cost to the Customer(顧客の負担)
・Promotion(販売促進) ⇔ Communication(コミュニケーション)
・Place(販売ルート) ⇔ Convenience(入手の容易性)
この2つを軸にして自社の事業展開を考えることがマーケティングを考えていく上で大変重要となります。


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10.03.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.025


今回のテーマ-------- 『仕事の基本7・マネジメント6』

さて、今回も引き続きマーケティングについて詳しくお話しましょう。
マーケティングの売っていく手法を考えるには、4Pで売っていくと言われています。マーケティングの代名詞のような4つのPを考えましょう。
4Pとは、Product(プロダクト・製品)、Price(プライス・価格)、Promotion(プロモーション・販売促進)、Place(プレイス・場所)のPから言われます。
Product(プロダクト・製品)…完成度、デザイン、ネーミング、ブランド力、パッケージ。
Price(プライス・価格)…「この品質でこの安さ」「高くてもいいわね」。
Promotion(プロモーション・販売促進)…商品を知ってもらい買ってもらう。良い物が売れるとは限らない。
Place(プレイス・場所)…立地、流通、インターネットなど。
この4Pを考えて行くと商品が売れると言われています。
今まではどちらかと言えば、2Pとして、Product(プロダクト・製品)、Price(プライス・価格)をすごく重要視して商品を販売してきました。その代表的な言葉として、「良い物を安く」という言葉が、宣伝で使われた記憶もあるのではないでしょうか。
しかし、実際いくら安くて良いものでも知られていなければ売れないのです。ですから、もう二つの2Pとして、Promotion(プロモーション・販売促進)、Place(プレイス・場所)が強く言われるようになってきたのです。
私が中小企業を指導して思うのは、中小企業の商品が売れない最大の要件はPR不足が圧倒的な原因です。
現在の社会ではホームページという中小企業の販売の見方というべき、PR方法があるにも関わらず、中小企業では活用されていないのが現状です。
良い商品を売っていくには、お客様に買っていただける価格を設定し、良い場所で宣伝をして売っていくという事が基本となります。しかし、この大不況の時代、マーケティングを使ってもなかなか売れないので、多くの企業が困っています。
でも、この4Pを少し考えていただければ、私の今まで言ってきた事と少し違うような気がしませんか。そうです、私は常々お客様の立場で考える事を言ってきました。この4Pは、どちらかと言えば企業サイトに立った考え方です。ですから、経済が行き詰まっている昨今ではあまり結果が出なくなったのです。
では、これからはどういう考えにしたほうがいいのか、次回に続きます。


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10.02.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.023


今回のテーマ-------- 『仕事の基本7・マネジメント5』

前回はマーケティングについて話をしました。
さて、今回も引き続きマーケティングについて詳しくお話しましょう。
商品、サービスを売っていくには、マーケティング力が必要になります。私はそんな勉強 していないので関係ないと言う人もいますが、実践で教えられ結果的に実施されている方は 多いです。結論的に言えば、マーケティング力があっても行動しなければ商品は売れません。 ですから、マーケティング力はそんなに必要ないと思われる方も多いでしょう。しかし、行 動力に、マーケティング力が加わればさらに売れるでしょう。ましてや、出口が見えないこ の大不況で物あまり時代、いかに勉強して行動するかが大きなカギとなるのではないでしょ うか?
【マーケティングの基本】
マーケティングとは、「満足を感じる顧客を増やすために、長期・短期で努力していくこ と」です。物あまり時代、このマーケティング力は非常に大切です。つまりは、商品、サー ビスが“売れる”時代から“売っていく”時代に変わったのです。企業側は一つでも多く売 り、売上を上げ、利益を上げる。お客様側は、買って良かったという満足感を得られる(顧 客満足)この二つがイコールになる接点を探さなければいけないのです。
【マーケティングの目指すべき姿】
顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにする事である。
【マーケティングの目標】
マーケティングを考えていくうえで、市場は6つ考えられます。
1.既存の製品の目標・今までのお客様、2.既存の製品の縮小、廃棄の目標・なくなる お客様、3.既存の市場における新製品の目標・今までのお客様に新しい物を提案、4.ア フターサービスの目標・お客様のリピーター率をあげる、5.新市場の目標・新規のお客様、 6.信用の目標・世間のお客様。
営業セミナーなどで特に話すのは、3、4、6です。営業マンは今のお客様にさらに売っ ていくのを嫌がりますが、実際は今のお客様に売っていくのが一番売りやすいのです。お客 様へ売り込みと言うより次の商品を提案していくという考えが必要です。買うのも買わない のもお客様が決めることです。
また、顧客を増やしていくには、世間のお客様にいかに興味をもっていただくかが大切に なります。私はよく潜在顧客と言います。その潜在顧客をいかに増やしていくかが、売上を 上げていくカギになると思います。


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10.01.05--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.023


今回のテーマ-------- 『仕事の基本7・マネジメント4』

前回は「事業とは何か」という話をしました。これが理解できれば、今までと違う自分で仕事に取り組めるでしょう。
さて今回は、マーケティングについてお話しましょう。
10月号で企業の目的とは顧客を創造する事というお話をしましたが、簡単に言うと未来のお客様を探しに行くことです。現在のお客様が永遠ではないのです。ですから、未来のお客様を常に開拓していく必要があります。そのためには、企業は“マーケティング”と“イノベーション”をしていかないといけませんなんだか難しい言葉に聞こえるでしょうか、そんな事はありません。マーケティングは商品を売っていくための活動。イノベーションとは、新しい満足を生み出す事。分かりやすく言えば、技術、販売の新しい手法です。
 今回は、特にマーケティングについてお話しましょう。マーケティングは商品を販売していく事ですが、ほとんどの企業、営業マン、販売員の方は大きな間違いをしている事が多いです。それは、“私たちが何を売りたいか”ではなく、“お客様は何を買いたいか”を追求すること、これが、欠けているのです。よく聞く“お客様の立場に立つ事”を意味していますが、私も経営コンサルタントをしていますと、この場面によくでくわします。
企業は×××を売りたいと言いますが、実際には、違う商品が売れている事が多いのです。最近これがわかりやすく表れた商品があります。これから風邪、インフルエンザが流行るので、使用されている方も多いと思いますが、「冷却ジェル」という商品です。本来、この商品は、風邪などの病気の発熱を抑えるために開発され販売された商品です。しかし、実際には、夏の暑さ対策や、寝るときにおでこに当たり、仕事中に頭をすっきりさせたい時などに使われていす。現在では冬の販売を抜いて夏の売上のほうが多いそうです。これはいい意味で企業の思惑から外れましたが、お客様がどのように使用したいかが、実際には大切なのです。このようにマーケティングの基本的な考えは、“お客様が何を買いたいか”を考える事です。さらには、それが自ら売れるようになる事大事なのです。宣伝をしなくても商品が売れていく事、分かりやすく言えば口コミですが商品を販売していく上で口コミほど大切な事はありません。マーケティングとは、お客様の立場にたち、口コミを起こす仕組みを作る事です。


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09.12.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.022


今回のテーマ-------- 『仕事の基本7・マネジメント3』

さて、前回は利益の話をしましたが、今回は、「事業とは何か」という話をしていきましょう。
今更「事業とは何か」という質問はおかしな気もしますが、この「事業とは何か」、これが意外に意識しているようで、していないというか、理解できていないのが現状です。いざ聞いてみても答えられない方がほとんどなのです。
読者の皆さん、自分が仕事をしている“事業”とは何ですか。
事業を考える上で一番大切な事は顧客満足です。お客様が誰で、何を買いたがっているかをいつも考えなくてはいけません。ですから、当然事業の出発点はお客様になります。自分たちが売りたい物、お客様が欲しい物が一緒になった時商売は上手くいくのです。
ほとんどの事業所は、自分たちが売りたい物を強く売り、結果的に売れていかないという現状があります。
さらには、お客様は商品意外の効用をお求めになる事が多々あります。
この効用を上手に販売できるようになれば、その会社はさらに大きな飛躍ができるでしょう。では、効用とはなんでしょうか。辞書では「役に立つ事」と、字のごとくですが、この効用を売っているお店は非常に少ないです。
分かりやすく飲食店を例にお話ししましょう。飲食店で食事をするのは当然ですね。でも、皆さん外食する時には、ひたすら黙って食べますか?
時には笑い、時には語り合い、時には彼女にプロポーズと言うように様々なシーンで“会話”をするはずです。女性を口説く時や仕事の面談など、時に食事に行くのは非常に有効的です。これを心理学的には「ランチョン・テクニック」と言い、美味しい物を食べていると心地よくなり、好感度も上がるのです。
この事からも、飲食店は食事をする以外にも“楽しいひと時を過ごす場所”という大きな役割があります。ですから、心地よいサービスが必要になります。元気な飲食店はなんとなくこちらまで元気になりますね。これが効用です。
経営的には、基本的な販売商品もさる事ながら、商品がもたらす効用を大切にする事は非常に大事です。この効用が「事業とは何か」の答えを導く大きなヒントになります。 一度、自分の仕事の「事業とは何か」をゆっくり考えてみてください。今までと違う自分で仕事に取り組めるでしょう。


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09.11.02--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.021


今回のテーマ-------- 『仕事の基本7・マネジメント2』

前回で企業の利益の話を少ししましたが、もう少し詳しく話しましょう。
利益とは、企業を継続させるために必要な条件です。ですから、利益が出ない企業は市場から退場をさせられる事になります。
利益を出すためには、売上を上げ、経費を下げる。ビジネスマンなら誰でも知っている事ですが、実際本当の意味で出来ている人は少ないのです。
私は様々な会社へコンサルタントの指導へ行き、多くの社員研修で話をするのですが、その時に”経費を削減して、自分たちの給与を上げる事を考えろ”と言います。
私も経営者の端くれですから言えるのですが、経営者からすれば、いろいろな経費に使うお金も、社員に払う給与も同じ経費です。5Sの指導などで現場に入り、過剰在庫などがあると「これはお金にするといくらか」と聞き、「その分ボーナスを上げて欲しくないか」という話をします。さらに、過剰在庫のほとんどは現場で購入しているとの事。自分で自分のボーナスを下げていることになるのですよ、と話をすると皆さん納得されます。このやりとりから、在庫管理が飛躍的に進みます。当然、その先は生産管理ですので、会社のムダは少なくなるのです。さらに最大の経費は人件費である事を話すと、人が要らなくなる事になってしまいますが、人がいなければ企業経営は成り立ちません。ですから少数精鋭で頑張らないといけないのです。当社の社員には人の3倍働き、給与を倍貰えと言っています。
さて、利益を得るメリットを話しましょう。利益を得る事により得られるメリットは5つあります。1.納税、雇用2.投資3.社員に還元4.お客様に還元5.リスク回避です。
1.納税、雇用…会社の利益が得られれば納税という形で社会貢献になります。さらには、人を採用してさらに利益を出していけるように工夫しますので雇用につながります。
2.投資…設備をよくしたり、社員の働く環境をよくしたりできます。
3.社員に還元…賞与など給与で、また福利厚生などで還元されます。
4.お客様に還元…利益を得る事により、サービスも良くなり、さらにいい商品も開発できます。
5.リスク回避…利益の出た時に現金などで会社にストックしておき、資本を厚くし不景気に備えるのです。
現在のような100年に一度の大不況と言われる中、安定経営できる会社は資本の蓄積ができているのです。読者の皆さんも、会社継続にとって一番大切な利益について考えてみてください。


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09.10.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.020


今回のテーマ-------- 『仕事の基本7・マネジメント1』

先週まで、P.(ピーター)F.ドラッカー氏のコミュニケーションのお話をしてきました。今月からは、P.(ピーター)F.ドラッカー氏のマネジメントの話をしていきましょう。
マネジメントの話といいますと、難しいように思えますが、すべての組織には必ずマネジメントがあります。ですから、営利組織、非営利組織関係ありません。
マネジメントの目的は3つあります。1.組織の目的を果たすため。2.働く人たちを活かす。3.社会に貢献する。この3つがマネジメントの大きな目的になります。
民間企業は、基本的には利益をあげることが最大の目的です。皆さんのビジネスが多くの人に受け入れていただくことが社会への貢献であり、それが目的となって結果的に利益につながるでしょう。
わかりやすく言えば、飲食店を経営しているとします。美味しく健康的なメニューを開発しました。美味しい食事を提供するのはもちろんの事、楽しい会話、楽しいひと時を同時に提供しているのです。そうすれば、お客様が多数訪れるようになり、働く人たちも多くのお客様に囲まれ、感謝され、楽しく仕事が出来るようになり、やりがいを感じるようになるのです。そして、その事自体、大きな社会貢献となります。さらには、この飲食店が利益をだせば、納税という貢献をしていくのです。そして、お店の経営者、社員、お客様、地域社会が幸せの図式を描ければ、それが理想のマネジメントになります。
マネジメントは、一言で言えば、人々の幸せの仕組み作りですが、皆さん実感としてはどうでしょうか。現実問題、なかなか持てないのが正直な気持ちだと思います。でも、給料を貰って、生活していけていること自体幸せではないでしょうか。「平凡は奇跡」という言葉がありますが、感謝の気持ちを持って仕事へ取り組めば、きっといい仕事ができるでしょう。
さて、仕事には目的があります。皆さんも個人として、それぞれ働く目的があると思います。会社にも、それぞれの目的があると思いますが、すべての民間企業に共通する目的は利益を得る事です。企業は利益を得なければ、継続できません。また、社員に十分な給与、よい環境を提供する事もできません。さらには、利益から将来の利益にむけて投資をしていかなくてはならないのです。ですからすべての民間企業に言える目的は利益を得る事です。しかし、P.(ピーター)F.ドラッカー氏は企業が利益を得る事は目的ではなく条件であり、企業の目的は、顧客を創造する事であると言っています。企業は、お客様があり初めて成り立つのです。常にお客様を作っていかなければならないでしょう。しかし、お客様が永遠という保証はどこにもありません。ですから、明日のお客様を求めて、企業は進化していかないといけないのです。そういう意味では経営は常に進化、進歩が求まられます。


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09.09.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.019


今回のテーマ-------- 『仕事の基本6・コミュニケーション』

前回は、コミュニケーションの話として、P.F.ドラッカー氏の話で知覚について話しました。今月はコミュニケーション4つの基本の【4】情報から、引き続き話を進めてまいりましょう。

【4】情報
コミュニケーションと情報は別物です。ただし、依存関係にあります。コミュニケーションは知覚の対象であり、情報は論理の対象です。情報は形式であって、それ自体に意味はありません。情報に人間性はないのです。むしろ、情報は感情、価値、期待、知覚といった人間的な属性を除去するほど有効となり信頼度も高くなります。情報において、人々は感情が入り判断を誤るケースは非常に多いです。特に、日本人の義理とか人情とかはこのケースに当てはまる場合が多いです。しかし、義理、人情が悪いという事ではありませんよ。
しかしながら、情報はコミュニケーションを前提とします。情報は記号のようなものです。情報の受け手が記号の意味を知らなければ、情報は使われるどころか受けとられることもない。一番大切な事は、人の話を聞くことです。さらには、お互いがコミュニケーション能力を高める事です。特に、若い人は仕事が理解できていないので、コミュニケーションが取れていない事が多くなります。知ったふりをしないで、解るまで聞きましょう。 
コミュニケーションの話をしてきましたが、コミュニケーションは、常に受け手にあるのです。自分が話した事の意味を、相手が間違って捉えたとしても、こちらに問題がある、そう思えるくらいになれば、コミュニケーション能力は相当なレベルです。よくいろいろな場面で言った、聞いていないという事がありますが、言ったほうは、確かに話しているのです。聞いているほうは確かに聞いているのです。しかし、私たちは人間ですから、その場の感情があります。コミュニケーションの環境が大きな力になっているのです。その例として、妙に気が合わない上司に限りミスをする事は多くないですか?人は気が合わない人は自分の無意識のなかで遠ざけている場合が多く、聞いているようで聞いていなくてミスをするのです。反対に気があう上司からの指示などでミスをする事は少ないはずです。
最後にもう一度復習で、コミュニケーションは受け手が優先します。それを上手くこなしていく秘訣は相手の話を素直に聞く事です。「耳は二つ、口は一つ」2回聞いて1回話す。このコツを憶えれば、コミュニケーションは上手くいくでしょう。

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09.08.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.018


今回のテーマ-------- 『仕事の基本6・コミュニケーション』

前回は、コミュニケーションの話として、P.F.ドラッカー氏の話で知覚について話しました。今月はコミュニケーション4つの基本の【2】の期待から、引き続き話を進めてまいりましょう。

【2】期待
私たちは、期待しているものだけ知覚します。期待しているものを見、期待しているものを聞く。期待していないものは反発をうけ、その反発がコミュニケーションの障害になります。重要なのは、期待していないものは、見えもしなければ、聞こえもしない、無視される。あるいは間違ってみられる。間違って聞かれる。人の心は、期待していないものを知覚することにたいして抵抗し、期待するものを知覚できない。要するに、興味のないことは、聞く耳すらもたないので、聞いているつもりでも何も聞こえていないのです。期待していない事を上司、先輩が一生懸命話をしても、結果的に聞いているふりをしているだけになるのです。
ですから、受け手が、期待しているものを知って、初めてその期待を利用することができます。
人の話も興味がないことは雑音ですが、知らない人が興味のあることを話しているとすごく聞こえてくるのはこれらからです。好きな上司の仕事のミスは少なく、嫌いな上司の仕事はミスも多くなるのです。上司の皆さん、この理論をしっかり勉強され、指示、命令を出せば仕事の効率は相当よくなると思います。
【3】要求
コミュニケーションは、受け手に必ず要求があります。何かをしてほしいので相手とコミュニケーションをとります。何かになる事、何かをする事、何かを信じる事を要求します。それは、常に受け手の気持ちに訴えようとします。
コミュニケーションは、それが受け手の価値観、欲求、目的に合致するとき強力となります。逆に合致しない時はまったく受けつけられないか、抵抗にあいます。
もちろん、それ以外でもコミュニケーションが力を発揮した時は、受け手の信念、価値観、性格、欲求までも変える事ができます。このように考えますと、素直に聞くという姿勢は本当に難しいですね。
私も中小企業で社員研修の依頼がありますと、会社の外でお願いします。場所を移動する事は、心を変えさせます。さらには、会社内ですとお客様の急な電話、現場の対応があると呼びにこられて集中が途切れてしまいます。ですから、セミナーに集中してもらうために会場を変える事を進めています。何事に対しても大切な時間です。有意義に使えるためにもこのようなコミュニケーションを意識した対応は大切ですね。

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09.07.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.017


今回のテーマ-------- 『仕事の基本6・コミュニケーション』

前回は、コミュニケーションの話として、「耳は二つ、口は一つ」相手の話を2回聞いて、自分が1回話す程度の会話ができれば、コミュニケーションが高められる事を書きました。今回も、コミュニケーションのお話を引き続きしていきます

今日は、経営学的なコミュニケーションの話をします。
このコミュニケーションをすごく上手に表現した経営学者がいます。それは、経営学の神様、現代経営哲学の父といわれた、P.(ピーター)F.ドラッカー氏です。
私も、一昨年、名古屋のある専門学校から経営学を教えていただきたいという依頼があり、大変困惑しましたが、浮世の義理と熱心な話に断りきれなく、引き受ける事にしました。そのとき、一体何を話せばいいのか、教科書はどうすればいいのか悩んでいた時に、前から非常に感銘を受けていた、P.(ピーター)F.ドラッカー氏の「マネジメント 基本と原則」という本(上田惇夫先生訳)を使う事にしました。自分が読んで参考にするのと人に教えるのとでは天と地の差ほどありますので、さらに勉強のため、その本を20回程度読み込み、わからない言葉は調べなおし、だれでもわかるように工夫をして教壇にたちました。
さて、ドラッカー氏は、コミュニケーションには4つの基本があると言っておられます。
【1】知覚(知り覚えること)である。【2】期待である。【3】要求である。【4】情報ではない。
最初に知覚です。「無人の山の中で木が倒れた時、音はするか」もちろん、音はしますとおもわれがちですが、答えはしないです。音波は発生しますが、だが、音を感じるものがいなければ音は発生しないのです。音波は知覚されることにより音になるそうです。ここに言う音こそコミュニケーションです。誰も聞かなければ、音はない」という事です。ですから、コミュニケーションを成立させるものは、受け手であります。すなわち、コミュニケーションの内容を発する者ではないという事です。聞く者がいなければ、コミュニケーションは成立せず、雑音でしかないのです。ですから、受けての状況を理解して話さなければ意味がないとう言うことです。
実は、この事を理解したとき、目からうろこでした。当社でも、私が話をしたのに聞いていませんという会話がよくあるのです。
私的には、一生懸命話をしたつもりでも、社員が聞く状況でなければ、ただの雑音でしかなかったのです。ですから、聞いていませんという状況が多々起きたいたのです。
それから、社員に話をする時は、雑音にならないように十分注意をして話をしています。

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09.06.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.016


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・コミュニケーション』

前回は仕事の基本5番目として、情報管理の具体的な管理方法をお話をしました。
今月からは、コミュニケーションのお話をしましょう。このコミュニケーションは言葉では理解できますが、非常に難しいです。

すべての仕事は、コミュニケーションで始まります。そして、上手く行く時は、コミュニケーションがよく、失敗する時などは、コミュニケーション不足である事が多く、仕事の成否をすべて左右すると言っても過言でないくらいです。
それでは、コミュニケーションを辞書で調べますと、「社会生活を営む上人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。言語、文字その他の視覚、聴覚に訴える各種のものを媒体とする。」(媒体・伝達の媒介となる手段、媒介・双方の間に立ってとりもつこと)相槌を打ったりしながら、と書かれています。わかったような、分らないような・・・・。
コミュニケーションを良くする、一番の近道は、私のいろいろな体験、勉強からいいますと「聞き上手」になる事です。そのためには、素直な気持ちで、相手の話をしっかり最後まで聞くことです。さらには、相手の言いたい事を上手に聞き出せる能力を身につけるといいです。
そういう話をしますと、渡邉がもっとも下手な事がわかります。私なんかは、若い時は、人の話をさえぎって話をしていたぐらいですからね。
そうそう聞き上手になるには、どうしたらいいですかという質問を多く訊かれますが相槌を打ったりしながら、相手の話を繰り返す、話をまとめる、気持ちを汲むなどすれば 相手は気持ちよく話してくれます。
具体的な言葉は、「面白いですね」「ふーん、それから」「ふんふん」「本当」「なるほど」「そうですか」「素晴らしい」「××だったんですね」「もっと詳しく教えて下さい」「あなたはどう思われたんですか」「他に何かありますか」「それは大切なことですね」など、言葉と表情を上手に使えるようになれば、相当な聞き上手になれます。
今回のこの話が、分かったような、分らないような人に最後に一言 「耳は二つ、口は一つ」相手の話を2回聞いて、自分が1回話す程度の会話ができる事が、コミュニケーションを高められる事です。
ちなみに、私は、まだまだ修行の身です。もっと、もっと、聞き上手にならないと、経営コンサルタントとしての仕事はできません。

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09.05.07--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.015


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・5番目・2』

前回は仕事の基本5番目として、情報管理の基本的なお話をしました。
今月は、具体的に情報の定義をお話しましょう。

【個人情報の定義】
●生存する個人に関する情報であること。-----当該情報により特定の個人を識別できるもの。名刺、電話帳に掲載されている情報も個人情報である。メモ書きも個人が識別できれば個人情報です。
●個人データー-----個人情報データーベース等を構成する個人情報。
※特定の個人情報を氏名等で検索できるようにコンピューターを用いたデーターベース。
※紙情報で体系的(目次、牽引、符号等)に整理されている名簿、書類などを構成している個人の情報。名刺入れを、あいうえお順で整理されたものは、個人情報データーベースです。電話帳、卒業名簿なども該当します。
●保有個人データー-----個人情報取扱事業者が、開示、内容の訂正、追加又 は削除、利用の停止、消去及び第三者への提供の停止を行なう事のできる 権限を有する個人データーで6ヶ月以内に消去するものは除かれます。

【会社機密情報】
会社には、個人情報の他に、業務の秘密情報が数多くあります。外部には絶対秘密です。 基本的には、自社のホームページに掲載されていない事はすべて秘密情報と認識して対応 したほうがよいでしょう。むろん、社外でのおしゃべりも、立派な情報漏えいです。いく ら、その気がなくても結果的に情報漏えいになれば、それは、犯罪であり、会社に大きな 損失を与える事になりますので十分注意しましょう。この情報管理につきましては、今ま での認識では、過ちを犯す場合が多いですので再度情報管理の勉強をされる事をおすすめ します。
働くと言う事は、大切な情報を扱う事です。会社には、個人情報はじめ、企業の秘密情報 など沢山あります。どれもが、貴重な価値の高い情報です。情報は絶対漏らしてはいけま せん。ついうっかりでは、済まされません。基本的な情報管理を身に付けて下さい。
1.名刺1枚、A4の書類1枚どれもが大切な情報です。外部への持ち出しの禁止はもち ろん、業務上知り得た事は絶対に部外者に話してはいけません。
2.パソコンは基本的には外部に持ち出してはいけません。メール等の通信手段も勝手に 利用してはいけません。
3.FAX、メールは番号等を必ず確認してから送付して下さい。個人情報は、FAXで は流さないで下さい。メールは事前テスト送信をしてから通信して下さい。
4.電話で取引先を名乗り聞いてきた場合でも、電話では相手は確認できません。かなら ず、折り返し、先方企業に電話して話をしましょう。その際に、電話にて相手の電話 番号を確認しないで下さい。こちらで確認しましょう。
5.このくらいはいいと勝手に判断したり、会社の事を外部でおしゃべり程度で話してい てもそれは、立派な情報漏えいで犯罪です。気をつけましょう。
6.書類等をゴミに捨てるときも、重要情報があるときもあるかもしれませんので、でき るだけシュレッダーを使い処分しましょう。

個人情報、会社の情報の漏えいは、ほとんどが人によるものです。 情報管理には充分注意をして下さい。

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09.04.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.014


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・5番目』

前回は仕事の基本4番目・2として、5Sの「整頓」「清掃」「清潔」「躾」について書かせて頂きました。5Sの基本は理解できましたか?まずは、コツコツ実行あるのみです。
今月は情報管理のお話をしましょう。
昨今、個人情報保護法ができるなど情報管理が厳しく言われる時代になってきましたが、これはあたりまえの話で今までがあまりにもおろそかでした。皆さんも、ご経験があると思いますが、知らない会社からDMがきたり、電話がかかってきたり、最近ではメールがきたり、いったいどうして私の情報がわかるのか、実は、以前までは、私たちの知らないところで個人情報を含め多くの情報が売買されていたのです。個人が情報に対して価値を見出していなかったため、あまりにも野放しでした。実は、私の会社も個人情報をお預かりして、データー入力をしています。私が独立した当初、見積もりを出しても高いといわれ、仕事の受注がなかなかできませんでした。そんな時、ある方より、情報の仕事のからくりを教えていただいたのです。それは、情報入力は、採算を割っても、情報を売ってそれで利益を得ているとの事でした。それはあきらかに、犯罪ですが、それがまかり通っていたのでした。
ですから、国は情報管理の法律を作成して厳しく情報収得の目的、利用方法などを個人の方に周知するよう、個人情報保護法を作り、個人情報の保護に真剣に取り組みだしたのです。先進国のなかでは、非常に遅い動きでした。ですから、最近知らないDMなどは減ったのではないでしょうか?当社でも、情報管理を正しく行う事で、プライバシマークを収得して、適正な個人情報の管理をして、お客様からお預かりした情報が絶対漏れないように徹底をしています。ちなみに、情報漏えいのほとんどが、退職社員、外注、派遣社員などによる人的持ち出しだそうです。コンピューターハッカーなどの犯罪は非常に低いそうです。
そういう意味では、情報も大切な資産だという認識で、しっかりした倫理観をもっていただきたいとともに、個人、会社としても絶対秘密がもれないような管理システムなどを構築していく必要があります。

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09.03.02--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.013


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・4番目・2』

前回は仕事の基本4番目・1として、5Sの「整理」について書かせて頂きました。いらない物を捨てる事ができましたか?
引き続き5Sの整頓、清掃、清潔、躾を書きます。

整頓・・・
いるものを使いやすいようにきちんと置き、誰でも解るように明示すること。使いやすいようにおく事は、一見スペースなどをとられて無駄に思えますが、道具が綺麗にされ長持ちしますし、取りやすいなどで時間の短縮ができ効率があがります。一日のうちに道具を探す時間は相当にあるはずです。また、表示を明確にすることも大切です。明確にすることは、誰がみてもわかるような表示、簡単にいいますと新入社員でもわからないといけないです。

  • 使いやすいとは返しやすい、返しにくいからもとの場所に置かずにいい加減に置いてしまう。いい加減に置くからわからなくなる。だから後の人が探さないといけない。
  • 誰でも解る場所。3メートル離れたところから一瞬で解るように明示。

清掃・・・ 常に掃除をし、綺麗にすること。掃除はローテンションを組んでしっかり行いましょう。毎日するところ、1週間に1回掃除するところ、1ヶ月に1回、半年に1回などローテンションを組んでできれば会社は綺麗さを維持できます。美しい環境で仕事をしましょう。

  • 継続して実施する。中小企業は忙しくて5Sをしている時間がないと言われる。5Sをしていないから忙しいのである。
  • きたない場所が目立ち、飛躍的に綺麗になっていく。

清潔・・・ これまでの3Sを維持すること
躾・・・ いつもただしく守る。自分たちで決めたことは自分たちで守りましょう。

5S習慣にできれば、それは、あなたの財産です。

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09.02.02--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.012


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・4番目・1』

前回は仕事の基本3番目として、「ホウレンソウ」について書かせて頂きました。
仕事は報告が終わって終了です。皆さんしっかり報告が出来るようになりましたか?

さて今月は、仕事の基本・4番目として5Sのお話しをしましょう。
5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)の事をいいます。この5Sは製造業でよく使われ、一生懸命実施されていますが、事務所、営業職もすべて言える事です。5Sは、会社で習う事ではありません。物心ついた時から躾され、さらには、学校教育でも習いますが、これがきちんとできている会社は意外にも少ないです。
書類など綺麗にされている事自体気持ちがいいものです。さらには書類が取りやすい、探しやすいなどメリットだらけです。5Sを実施するには、頑張ろうの心構えだけではダメです。次の内容をよく理解して実行しましょう。
整理・・・
いるものと、いらないものをハッキリわけていらないものを捨てること。いらないものを捨てる事ができません。なぜなら、いつか使うかもしれない心理が働くからです。いつかが一ヶ月先ならいいですが、10年先、この先使わないケースがほとんどです。捨てる基準を作り、いらないものを捨てる癖をつけましょう。そしてそれが多いと言うことは無駄な買い物をして経費のムダ使いをした認識を持ちましょう。いる時にいるだけ買いましょう。

  • いらない物がポイントである。
  • いらない物を会社は買わない、いらなくなった物である。
  • いらなくなった物の基準作りが大切。
  • お金で買ったものなのでもったいない。
  • もったいないを放置しておくと、置く場所と探す時間という新しいもったいないが発生する。
  • 捨てると必ず必要になる事があります。
しかし少しだけ考えて下さい。
それは、100回中1回あるかないかではないでしょうか?
99個捨てたほうが成功です。

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09.01.07--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.011


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・3番目』

前回は仕事の基本2番目として、「ホウレンソウ」を書かせて頂きました。
仕事は報告が終わって終了です。うるさいといわれるくらい報告しましょう。
さて、今月は仕事の基本・2番目の続きで「指示、命令」についてお話しましょう。


命令・・・
上司が部下一人ごとに、特定の仕事を割り当てること。命令を出すことのできるのは直属の上司に限られます。命令には、発令者つまり上司の期待する結果があらかじめ明示されている。その明示どおりに仕事がやりとげられたとき、はじめて部下は職務を果したことになる。いくら一生懸命やっても、命令したとおりにやりとげていなければ職務を果したことにならない。したがって部下は命令を受けるとき、@いつまでに、Aどのように、B何のために、Cどのくらい、Dどの程度に、Eどのような順序で行うかの6つについて確認する必要がある。命令に対する実行は、報告で終了する。報告がない場合はいくら成果をあげても不完全とみなされる。
指示・・・
仕事、作業、動作の、方法や手順を示すこと。もっともよい方法を本人が考え実効できる余地があるので、服従を期待するが義務はない。したがって、理由の如何にかかわらず、絶対服従を義務付けられている命令より拘束力が弱い。


指示命令の上手な受け方

  • 上司の説明を最後まで聞く。
  • 必ずメモをとる。上司に呼ばれたら、メモできる体制を作る。
  • わからないことは質問する。わかったようなふりはダメである。
  • 他の仕事がある時は、上司の指示を仰ぐ。
  • 指示内容を整理して、復習してとりかかる。

指示命令の上手なこなし方

  • 予定より早い完成。
  • 自分なりの工夫が必要。
  • 今日出来ることは、今日する。
  • 問題がおきたら早めに報告、相談。

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08.12.01--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.010


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・2番目』

前回は仕事の基本1番目として、「挨拶」を書かせて頂きました。プロの挨拶できましたか?さて今月は、仕事の基本・2番目「ホウレンソウ」についてお話しましょう。
「ホウレンソウ」とは、報告、連絡、相談の事です。実は会社の多くのミスはこの「ホウレンソウ」がらみで起きています。いたって単純な事ですが、できていません。もっと言うなら、できていない事に気付いていないビジネスパーソンが多過ぎます。皆さんはどうでしょうか?
それでは、そもそも「ホウレンソウ」の意味は、
ホウ・報告・・・仕事上の経過や結果を上司や関係者に知らせる事です。報告には、指示、依頼の「結果報告」と、他で聞いたことなどの「情報提供の報告」があります。結果報告は当然ですが、情報報告ができれば会社にとって大変有意義です。さらには、経過報告がしっかり出来れば上司が仕事の段取りが取りやすくなります。仕事は報告が終わって終了です。それが、ない限り職務は全うしておりません。
レン・連絡・・・報告に似ていますが、自分の意見は言わずに事実、情報などを正しく伝える事。具体的な表現、数字を入れ、正しく伝えるところにポイントがあり勘や過去の記憶で答えてはいけません。この連絡は報告より広がりがあり各部署の的確な情報活動により、親密なコミュニケーションができ、信頼関係が築け仕事もスムーズに運びます。
ソウ・相談・・・自分が判断に迷う時や、アドバイスをいただきたい時など、上司や先輩に遠慮なく相談しましょう。それが、ホウレン(報告、連絡)にもつながり、よりいい仕事に結びつくでしょう。
この「ホウレンソウ」をしっかり行う最大のポイントは、人の話を最後まで、しっかり聞くことです。このいたって単純な事が、気がそれていたり、他ごとを考えていたりして、人の話を聞いていません。貴方も経験ありませんか、上司に注意され「また、いつもの話か」と思った事。これを思った瞬間、貴方は聞いているふりをしているだけで、何も聞いていないのです。聞いていないという表現より、聞こえていないのです。ですから、人は同じミスを繰り返すのです。また、相談を多くすれば、ホレンソウのミスは激減させる事ができます。
貴方も今から、少しだけ意識して、人の話を最後までしっかり聞きましょう。

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08.11.05--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.009


今回のテーマ-------- 『仕事の基本・1番目』

前回は成功の法則の6番目として、「自分を信じ、頑張ること」という話を書かせて頂きました。自分を信じる事は当然ですが、これができないために諦めてしまうことが多いと思います。
さて今月からは、仕事の基本についてお話しましょう。成功されている会社で必ず言われるのは、当たり前の事を当たり前にする。野球、サッカーあらゆるスポーツでも基礎体力作りは非常に大切です。では、仕事の基礎体力にあたる、仕事の基本はなんでしょうか?仕事の当たり前はなんでしょうか?私が思うに仕事の基本と呼ばれる事は4つあります。

  1番目に 「挨拶」
  2番目に 「ほうれんそう」
  3番目に 「5S」
  4番目に 「情報管理」

だと思います。この仕事の基本中の基本をしっかりマスターすれば、どんな職種でもあらゆる分野でも成功できるでしょう。しかしながら、実際どの会社もこの仕事の基本ができてなくて、ミスなどが起き、お客様に迷惑がかかるのです。当社も厳しく指導しておりますが、恥ずかしながらこのミスは多々起こります。本当に何とかしたいと思い、いろいろ仕組み作りを進めることで、少しずつ減りつつはありますが、0というわけではありません。
それでは、挨拶からお話していきましょう。
挨拶はだれもがしていますよね。でもプロの挨拶となるとどうでしょうか。
プロの挨拶とは、渡辺流には「相手より早く、元気に明るく笑顔で、そして一言そえて、心からの挨拶」。どうですか・・・。これって、できている人は本当に少ないと思います。
では、挨拶はなぜするのでしょうか。
まず、相手に敬意を表する。事のはじめ、終わりの区切り。コミュニケーションの円滑化。自分に元気を出す。もてなし、ビジネスのマナー、認識、信頼関係など考えられます。今日から、少しだけ意識した挨拶をしましょう。仕事は挨拶に始まり、挨拶に終わります。

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08.10.03--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.008


今回のテーマ-------- 『渡辺式商売(ビジネス)成功の法則』・6番目

前回は成功の法則の5番目として、「感謝の気持ちを持つこと」です。という話を書かせて頂きました。感謝の気持ちを行動にすることは簡単そうで難しいですが、意識して実行していただきたいです。

さて今月は、成功の法則の6番目についてお伝えしたいと思います。 6番目の法則は、「自分を信じ、頑張ること」です。 これまた、成功した人が共通して必ず言う言葉があります。それは、最後まで諦めず頑張る事、もしくは成功するまで諦めず粘り強く頑張る事。この言葉の裏には、自分は必ず成功できるのだという、執念みたいなものを感じます。将来はどんな人にもわかりません。大きな成功は小さな成功の積み重ねです。今コツコツ努力している事が将来必ず花開くとは限りません。なのに、頑張ると言う事は、自分への確信、自信があるのでしょう。
いや、そういう確信よりも、やらなければいけない使命感のほうが強いのかもしれません。そういう意味で考えますと、成長している企業には必ず、経営理念、社是、社訓などがあり、この内容が全社員に浸透されています。
人が動くには明確な動機が必要だと言われます。先の使命感が成功経営者の明確な動機になっているのでしょう。自分を信じる事は、言われてみれば当たり前ですが、本当にそういう気持ちで行動している人がどれだけいるかと聞かれれば、少人数ではないでしょうか。でも、自分の人生すべて自分で決めているのです。何か問題がおきたり、失敗したりすると、ほとんどの方は親、世の中、政治、経済などの理由にして、自分が失敗した理由を探そうとします。しかし、所詮は自分の努力不足により失敗しているのです。自分の人生最後は自分です。自分を信じ頑張る事は本当に大切だと思います。
では、自分を信じるためにはどうしたらいいのか、それは、自分の限界まで頑張ることでしょう。結果は誰にもわかりませんが、結果を招く原因は自分が作るのです。
成功される方は、人の2倍、いや3倍努力されているのです。自分を信じれるくらい、頑張る事が大切です。

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08.09.03--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.007


今回のテーマ-------- 『渡辺式商売(ビジネス)成功の法則』・5番目

前回は成功の法則の4番目として、「運がいい人・成功者と付き合い、いつも運がいいと思うこと」いう話を書かせて頂きました。読者の皆さん、どれか取り入れてみましたか?すぐに結果が出る事は少ないですが、継続してみますと、思わぬ良い事がおきますよ。
さて今月は、成功の法則の5番目についてお伝えしたいと思います。 5番目の法則は、「感謝の気持ちを持つこと」です。 これまた、成功した人は、必ずいろいろな方々に感謝しますと言われます。 仕事は一人でしているのではありません。たしかに貴方も頑張ったかもしれませんが、貴方の事を応援してくれている、お客様、家族、友人、会社の上司、先輩、同僚、後輩など周りを見れば多くの方々に助けてもらい仕事は作られていくのです。また、お客様も縁もゆかりもない方が、貴方の人格、会社に信頼を得てお客様になられるのです。よく考えて下さい。貴方がしている仕事は世界で貴方だけしかできないですか?貴方の会社の商品は世界で唯一の商品ですか?いいえ決してそんな事はないでしょう。数多くの会社から、なんらかのご縁があり、お付き合いが始まるのです。そのご縁を理論では説明できない事は多いと思います。そういう事を真剣に考えますと感謝せずにいられなくなるのです。ところが、人は仕事、商売、営業など上手くいくと、どうしても自分の実力と努力の成果だから当然だと思い、ついつい横柄になるのです。そして、その瞬間から多くのお客様は離れていくのです。人は一人で生きているのではないのです。お互いに助け合い、助けられ生きているのです。多くの方々に感謝の気持ちを持って行動すれば、貴方はさらに大きく成長でき、素晴らしい仕事を残されるでしょう。この感謝の気持ちを行動に変える事ができればそれはとても素晴らしい事です。ボランティア活動など素晴らしい事ですが、日常でもいろいろできる事はあると思います。落ちているゴミを拾うとか、エコに気を使うとか、自動車を運転中に横断歩道で止まるとか、ご両親、家族を食事に誘うとか、家事を手伝うとか、会社の掃除を真剣に頑張るとか、ささいな事でもありがとうとお礼を言うとか、ほんの少しの活動でいいと思います。そういう私もまだまだ修行中の身ですが、少しずつ感謝の気持ちを持てるようになりました。そうなれば、不平不満も少なくなり、さらに努力できる自分に気付きます。自分の人生の主人公は自分で、脚本も自分で書いているのです。明日から今より少しだけ思いやりの気持ちを持って頑張りましょう。

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08.08.06--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.006


今回のテーマ-------- 『渡辺式商売(ビジネス)成功の法則』・4番目

前回は成功の法則の3番目として、「夢を持ち、理念、ビジョンを確立すること。その上で社会的使命感を持ち仕事に当たる事。さらにこれを文書にして、経営計画書として作成すること」いう話を書かせて頂きました。そこで今月は、成功の法則の4番目についてお伝えしたいと思います。
4番目の法則は、 「運がいい人・成功者と付き合い、いつも運がいいと思うこと」です。成功した人は、必ず「運が良かった」と言われます、しかしその影には、一方ならぬ努力があります。運をいろいろ研究しますと、運には天運と努力運があるそうです。天運は私達の力ではどうにもならない、天変地異のような運命です。大地震、台風、更には、交通事故などがこれにあたります。努力運は、努力する事によって向上する運です。成功者はこの努力運を上手く自分に引きこむ力があるみたいです。読者の皆様もこの努力運を引きつけるように頑張りましょう。
では、渡辺式運がよくなる方法を伝授します。
1. 運がいい人・成功者と付き合い、いつも運がいいと思うこと。
2. 運がいいと口にする。
3. 靴をみがく。
4. お財布の紙幣を新札にする。
5. 朝早く起きて頑張る。
6. 山、海などの自然にふれる。
7. 感謝の気持ちをいつも思う。
8. 常にプラス思考の考えをする。
9. 人の事を誉める。
10. 散歩する。
11. 大きな声で笑う。
12. 親孝行をする。
などです。迷信と思うかは、あなた自身の考えで結構です。ただ、私は成功した人が「××するといいよ」と仰っていたことは、能書きを考えず実行させて頂いています。最後に、ある心理学者の一言。「人生楽しいから笑うのでなく、笑うから楽しくなる」

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08.07.02--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.005


今回のテーマ-------- 『渡辺式商売(ビジネス)成功の法則』・3番目

前回は成功の法則の2番目として「よき指導者の下で正しく経営を行うこと」という話を書かせていただきました。今月は、成功の法則の3番目をお話したいと思います。
3番目の法則は、 「夢を持ち、理念、ビジョンを確立すること。その上で社会的使命感を持ち仕事に当たる事。さらにこれを文書にして、経営計画書として作成すること」です。ただ漠然と頑張っていても、いい仕事はできません。自分なりの目標や到達点を自ら考え、それに向けて進まなければいけません。 さらには、世の中に存在するすべての仕事には意義があり、喜んでいただける人がいるのです。その人たちの存在を感じながら仕事をしていくことが本当に大切なのです。
まず、成功を築き上げる一つの手法として、自分の思いを書いてみましょう。書くことは非常に大切です。よく「頭にはあるんだけど、上手く書けない」と言われる方がいらっしゃいますが、上手く書けないと言うことは、自分の考えが上手くまとまっていないということ。ですから、自分の夢や思いを書くことは本当に大切なのです。個々で書くという人は、まずボールペンなどで紙に書いて下さい。パソコンに打ち込むのは、書いた後にして下さい。書くことは、脳を刺激させいい考えを浮かびやすくすることにつながると思います。思いを書き終えた後に、それをどのように成功させるか、そのプロセスを考えて下さい。計画的に実行させることが成功への証となるのです。そして、計画書を作成し、毎日必ずチェックをして下さい。何が進んでいるのか、自分の考えは正しいのかなどを確認しながら進めるのです。
これが、よくビジネスの世界で言われる、「PDCA」のプラン(計画)、ドゥ(実行)、チャック(確認)、アクション(行動)です。
最後に、心が変われば態度が変わる、態度が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる、運命が変われば人生が変わる。変る人生に幸せあり。

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08.06.02--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.004


今回のテーマ-------- 『渡辺式商売(ビジネス)成功の法則』・2番目

前回は、成功の法則1番目として「人より多く働き、勉強すること」を挙げ 人の1.5倍働きましょうという話を書かせて頂きました。
今月は成功の法則の2番目として「よき指導者の下で正しく経営を行うこと」をお話したいと思います。

世の中には、いくら頑張っても実がならないという事があります。それは努力不足というより、やり方が正しくないという場合が多いです。だから、よき指導者を見つけるというのも大変良い事だと思います。最近の自己啓発の本では、よく「メンター」という言い方をされているようです。それでは、どのようにしたらいい先生がみつかるのでしょうか。その方法はただ一つ。

「何事にも全力をかけて一生懸命を行うこと」

です。これは、使命をかけて頑張るという事であり、本気で死ぬほど頑張れば、きっとどこからか助けが舞い降りてきます。そしてそれが、あなたの師となる人です。
ただ、この場合に『師』と呼ばれるのは、人だけに限りません。時には、本であったり、自然や景色であったり、言葉であったりする場合もあります。私も、自分のモチベーションが下がっているときなど、プラス思考の本を読んだりして元気さを回復させています。
また、経営者をしていると非常に悩みが多く、なかなか解決しそうにない時は、富士山を見に行ったりします。美しく壮大な富士山をみていると、自分の悩みがいかに小さいかに思い知らされ、また、頑張ろうと言う気持ちが満ち足りてきます。
私も多くの師からいろいろな事を教えて頂き成長してきました。 読者の方々も、素敵な指導者をみつけ人生の素晴らしい導きを得て下さい。

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08.05.09--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.003


今回のテーマ-------- 『渡辺式商売(ビジネス)成功の法則』・1番目

前回は、ビジネス成功の方程式のお話しとして、成功の方程式  =  マインド × ハビット × スキル の話をしましたが、今日も、引き続きこの話を進めましょう。 実は、私の名刺には渡辺式商売成功の法則が書かれております。この法則を順番に紹介してまいります。

1番目
●人より多く働き、勉強すること。

世間ではよく「人の3倍働け」と言いますが、1日8時間勤務なら、3倍は24時間の間、寝ないで働くのかという事になります。しかし、そういう事ではないと思います。人の3倍とは12時間程度。1.5倍働けば3倍の効果が出るものと思います。1日ではそのような効果は出ませんが、コツコツ実施して3年経つと効果は明確です。「私の仕事は8時間で終わるので12時間出来ません」と言われる方もみえると思いますが、会社の仕事だけが仕事ではありません。外食に出た時は接客などを勉強できますし、英会話の勉強もあります。読書をしてもいいと思います。仕事を常に意識していれば、どこでも仕事の準備運動みたいな仕事はできるのです。ですから、いつも仕事を意識した時間を多くすれば、必ず成功できるでしょう。因みに、私は起業家セミナーで起業する人に、「起業5年間はお休みなしの覚悟をして下さい。そして、朝の7時から夜の10時まで働いて下さい」と鬼のような事を平気で言います。なぜなら、実際そのくらいの覚悟が無い人は、起業で成功できないからです。朝の7時から夜の10時ですと休憩2時間いれても1日13時間で年間4,745時間です。起業家の場合、年間4000時間以上の働きは必要ですね。私の周りで、起業で成功した人は全員年間4500時間以上働いています。ちなに私も起業5年間は、休日は3回程度しかとっていません。
それから、勉強する事。「人間死ぬまで勉強」とよく言われますが、最近本当にそう思えるようになってきました。勉強もいろいろありますが、自分なりの方法で、毎日少しずつ、根気よく続けるのがコツではないでしょうか。非常に曖昧で解りにくいので、私の勉強方法をご紹介します。渡辺流は・・・「月15冊程度の読書、新聞を毎日読む」「講演セミナーを月2回以上は聞く」「車では講演のCDを毎日聞く」「解らないことは出来るだけ人に聞く」が渡辺流の勉強です。あくまでも参考です。自分なりの勉強方法を身につけしっかり勉強して下さい。よくいろいろな人から読書のコツを聞かれますが、それは、こま切れ時間の有効活用です。営業の会社に15分程度早くついた時間、電車を待つ5分程度の時間、昼食をしながらの15分。など有効に使えばかなり本は読めます。ちなみにいい本は7回読むといいと聞いた事があります。私もこれはいいと思った本は何回も読むように心がけています。

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08.03.26--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.002


今回のテーマ-------- 『ビジネス成功の法則』

前回はご縁があって入社した会社ですから、3年頑張って下さいという話をさせていただきましたが、今日は、ビジネス成功の法則をお話しましょう。世の中、成功は能力の差だと思われがちですが、その能力の差は何でしょうか? 頭がいいとか、要領がいいとか言われますが、本当にそうでしょうか?頭がいいなら、有名大学を出た人がすべて成功しているのではないでしょうか?
でも、上場会社の社長さんでも高卒の方もみえます。多くの高学歴の方がみえても、実力で社長になられたのでしょう。ちなみに有名な方では、株式会社吉野家ホールディングスの安部社長ですね。では成功の技術とはなんでしょうか。
次の方程式が私の公式です。

 成功の方程式  =  マインド × ハビット × スキル

マインドはとは心の事を言います。広い意味では、夢、情熱、感謝の気持ち、動機、努力などの心の持ち方です。
ハビットは習慣です。この習慣は 毎日行う事、1週間に1回行う事、月1回行う事、などです。例えば、「いつも10分前集合」「会社への出社はだれよりも早い」「毎日読書をする」「英語の単語を覚える」など1日15分でもいいのです。この習慣も1年ではなかなか成果が上がらない事がありますが、3年実施すれば大きな成果があがるでしょう。10年行えば、あなたの資産となるでしょう。実は私もここに偉そうに書いておりますが、私も10年続けた習慣は一つしかありません。それは読書です。毎日15分程度、年間150冊程度の本を読んだことだけです。でもそれは自分にとって非常に財産になっております。
最後のスキルは能力で、皆さんがよく言われる仕事の力です。
でも、この能力もマインド×ハビットを実行できれば自然に身に付くでしょう。
何事も人より少しだけ努力すれば、必ず成功できるのです。社会の階段は非常に長いのです。情熱を持って、根気に頑張る事が成功への技術です。では読書の皆さんも今日、今から何かよい習慣を身に付けて頑張りましょう。
来年の今頃は、あの時に始めて良かったと思えるでしょう。

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08.02.20--- プロと呼ばれるビジネス力 ---File.001


今回のテーマ-------- 『3年頑張ろう』

私は、地元の商工会議所に15年勤務後、独立して現在にいたります。
商工会議所時代に多くの経営者をみてきて、成功は努力も大切ですが、成功には技術がある事を発見して、その理論が正しいかを自分で実験をしています。 さて、新入社員の入社時期にきました。今年はどこの企業も多くの新入社員を迎える事と思いますが、はたして、ものになるのか、いつまで続くのか? 企業の担当者も頭のいたいところです、でも最初が肝心です。
4月から頑張られる新入社員の皆さんに言います。私は派遣会社の社長をしていますので、多くの履歴書をみて、ひとつのポイントが最初の会社で何年勤務したかです。その目安が3年。1000日です。ことわざにもありますように「石の上にも3年」(冷たい石の上にでも3年座り続ければ温まるということから、つらい事でも我慢しつづければやがては報われる日が来るという こと)実は私は商工会議所に就職した時、仕事がいやでいやで、やめようかと思っていましたが、ご縁があって入社したので、何がなんでも3年は頑張ろうと頑張りました。そうこうしているうちに仕事がだんだんできるようになり、仕事の楽しさもわかりはじめ、一生頑張ろうと思うようになったのです。ですから、私が新入社員研修の講師をする時は、新入社員の人には、何があっても3年間は勤めるようにと話をしています。ぜひ頑張っていただきたいです。 最初の会社を3年未満で退職された方は、転職をくり返す方が多いです。その転職もスキルアップ、目的のある転職なら、大いに頑張っていただきたいですが、不平、不満の転職が大半です。その結果、何年たってもビジネスのスキルは身につかず、当然給与も上がらないのです。気が付けば、格差拡大と言われるように、同じ年の人たちとの能力の格差 が、給与格差になり、年収も大きく変わってくるのです。「隣の芝は青い」と言われるように、他社は外から見ますとよく見えますが、働いてみますとそんなには変わりません。
最初の仕事に全力で頑張る事はあなたの人生を決めます。ご縁があり入社したのです。上司、先輩の指導をいただきながら3年頑張りましょう。その姿勢が、仕事が楽しくなる最大の秘訣です。3年はあっというまに過ぎますよ。

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